掌からしたたりおちる誘惑の滴
ただそれをみつけるだけが精一杯だった
滴は大地へと落ち土へと還っていった
もう戻ってくることはないのかな・・・
僕は絶望の深淵に身を投じる

出会いはいつだっただろう
それは突然で でも運命的な出会い
今思い返したらあれは罠だった

青い髪の天使のような女の子がさしだしてくれた
その小さな優しい掌に小さなカップ
誘惑の白き滴がしたたる甘い甘い至福の味
夢中で貪る僕を残して
彼女は不気味な笑顔を残して消えていった
(もう彼女は3年も姿を見せてはくれない)

いつか僕の願い叶う日がくるなら
僕はその味をいっそ忘れてしまいたい
こんなに苦しくて憂鬱で死にたくなるけど
あの誘惑の食べ物をもう一度食べるまで
死ねないという曖昧な日常

一度きりしか食べてないけど忘れることの出来ないもの
けどこのままじゃだめだ 立ち上がるんだ
誘惑を振り切って悩みのなかった昔の自分を取り戻すんだ

負けちゃいられないどんなことでも
どんなことだって乗り越えられるんだ
どれだけの時間が経ったか覚えてないけど
新しい門出で立てた気がしたまぶしい朝日が照らす中
彼女が音もなく僕の目の前にあらわれた
(青い髪のあの天使のような悪魔が)

いつか僕の願い叶う日がくるなら
僕はその味をいっそ忘れてしまいたい
こんなに苦しくて憂鬱で死にたくなるけど
あの誘惑の食べ物をもう一度食べるまで
死ねないという曖昧な日常

彼女はやさしく小さなスプーンですくってくれた
白く今にも溶けてしまいそうな繊細な誘惑の食べ物を
口してしまえばもう戻れないだろう
また絶望の日々がはじまる
それがわかっていてわかっていながらそれを口の中へと入れた・・・

彼女はただ無我夢中が貪る僕を見て
静かに悪魔のような不気味な笑顔を残して消えていった

分かってたんだこれが罠なんだってことは・・・ね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

あいすの罠

アイスの歌ですw
ちょっとシリアス系にしたかったんですが、
ただのバカ歌になってしまいました。TT

一応歌詞のつもりで書き進んでいったんですが読み返してみると小説の片隅にのってるような短編みたいな感じなったような気がします。
次に考えるときはもっと内容が軽めのポップな感じを目指していきたいと思います。

閲覧数:168

投稿日:2008/03/06 09:00:21

文字数:789文字

カテゴリ:その他

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