乳白色の空が 夜明けの海を覆う
水平線に向けて 歩みを進めるキミ
後ろからキミを 抱き留めたかった
けれどボクには できなかった
振り向くその顔に 微かに笑みが浮かぶ
やがてキミは 波動に揉まれ消える...
...夢から覚めたボクは 隣を見る
キミはいない その寝顔はもう見られない
霧が立ち込める 夕暮れの谷の底まで
崖縁に立ち さらに踏み出そうとするキミ
キミに手を差し伸べ 引き留めたかった
けれどボクには できなかった
振り向くその顔に 仄かに笑みが浮かぶ
やがてキミは 重力の虜になる...
...夢から覚めたボクは 隣を見る
キミはいない その寝息はもう聞こえない
あなたは 自分のことだけを考えて
わたしは たぶん...大丈夫だから
そんなキミの言葉を 疑わなかった
気付かなかった いつも隣にいたのに
キミが抱えた悲しさ キミのつらさ
キミが感じた虚しさ そのやるせなさ
キミが泣き顔を 見せてくれていたなら
寂しげな顔を 見せてくれていたなら
思い出すその顔には 微妙な笑みが浮かぶ
そしてキミは姿を消した 何も言わずに
わかっている それでもふと隣を見る
キミはいない キミにもう会えない
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想