【想い】

届かない　届かない
どんなに手を伸ばしても
届かない　届かない　ah…
キミはこの手をすり抜けてゆく

突然だった　キミの告白に
僕は現実を受け入れられなくて
ヒステリックに　その言葉を反芻して
僕は何も　見えなくなった

きっと　独りよがりだったんだ
きっと　キミを好きといったのも
きっと　どこか幻想めいていて
きっと　きっと　ずっと　一人　独りだった

届かない　届かない
どんなに手を伸ばしても
すり抜け　零れ落ちて
遠く遠く　かすんでゆく
届かない　届かない
どんなに叫んでみても
届かない　届かない　ah…
キミが見えなくなってく

あれから僕は　忘れようとして
何度も手を震わせて
キミとの写真　あの頃の幸せが
もう　どこにも　ないと知ってしまった

Ah…かけがえのない
Ah…幸せが何か　今更になって知る
Ah…両の瞳から
Ah…後悔染まった　雫が零れる

届かない　トドカナイ
キミに僕の声も心も
聞こえない　キコエナイ
微か微か　息遣いも
届かない　トドカナイ
どんなに手を伸ばしても
届かない　もういない
僕の世界に　キミはもういない

届かない　サヨナラ
初めて　キミを失って
愛しい　愛しい
こんなにも　狂おしいほど
届かない　届かない
この声も　この心も
届かない　届かない
これが最初で最期の　サヨナラ