『ローズの娘の棘』
ローズの娘と呼ばれた美しき女がいた 彼女の名はエレン
彼女は生まれながらにして天才的な少女であり皆から一目置かれた
彼女にないものはお金だけ 皆はそう思っていた
彼女には欠けていたものが1つだけあったことに誰も気づかない
彼女はピアノが上手く頭脳も鋭い
一体彼女には何がなかったのだというのか
薔薇は美しく咲き誇る 皆を魅了するように
彼女は全て完璧だと誰もがそう思っていた
少女が大切にしていたオルゴールはずっと歌った
「この世は綺麗ではない」と
ローズの娘は国の王に求婚を迫られた 彼女には病気の弟がいた
彼女は20歳の誕生日に結婚式を挙げる 少女はとても喜んだ
しかし王は彼女を利用して愛人と結婚した
王は彼女をはぐらかし側室として彼女を置いた
王はお金がないことを利用し彼女を釣った
「一体私の何がいけなかったのだろうのか」
薔薇は美しく咲き誇る 王の人形のように
彼女はこの世は全て綺麗だとそう思っていた
少女が大切にしていた神の教えと道徳
けれどそれがいつしか壊れていった
「神の教えにも書いていない どの教科書にも載っていない
私の何がいけないというのか 私の何がいけないというのか」
少女は静かに考え出した そして静かに狂い始めた
ローズの娘と呼ばれた美しき女がいた 彼女の名はエレン
彼女は生まれながらにして天才的な少女であり皆から王の側室となる
彼女にないものはお金だけ 皆はそう思っていた
彼女には欠けていたものが1つだけあったことに少女は気づいた
薔薇は美しく咲き誇る お金を使い果たして
国民の税金 国の利益 全て全て彼女のもの
彼女は完璧ではなかった 足りなかったのは強力な欲望
彼女は1つの国を滅ぼし そして神に背を向けた
少女が大切にしていたオルゴールはずっと歌っていた
「この世は綺麗ではない」と
【作曲家さん募集】ローズの娘の棘
赤薔薇の花言葉→「美」
黒赤薔薇の花言葉→「憎悪」,「恨み」
こんにちは、桜猫です!
今回は花言葉にちなんで歌詞を書きました。なかなか怖い話が出来ましたねw
だいぶ前に書いた歌詞ですが、今度はあらすじ的なのをどこかで書きたいですね。またこれもシリーズ化したいですね。書いてて楽しいので……。
今回も曲をつけていただける方を募集しています!その際申し訳ないのですが、曲に合わせてボカロが歌っているようにしていただけるとありがたいです。
また今回は桜猫のTwitterでご連絡をしていただければ、作品改変も可能にします!(どこを変えたいのか明記して下さい)
その他の連絡も桜猫のTwitterにてお願いします!
どうぞよろしくお願いします!
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