「レンのばかーっ!!」

「あーうるせ。」

「いいじゃないっ、そんなきっぱり言わなくたって!!」

「じゃあお世辞を言ってもらいたいと？」

「うぅ…」

「いいだろ、ぺちゃんこなんだから。」

「２度も言わなくたっていいじゃない!!」

「何度でも言ってやるよ。ぺちゃんこぺちゃんこぺちゃんこぺちゃんこ」

「ミク姉っ、レンがぁぁっ(泣)」

「よしよし。レン君も何でそんなこと言うの？」

好きだからに決まってんじゃん。
こうでもしないとリン、俺に話しかけもしないから。

「ぺちゃんこだって好きになってくれる人だっているのよ？」

「メイコ姉、それ誉めてる？」

「えぇ、勿論よ。」

「へぇ…それって誰のこと？」

「もちろん…」

「リンちゃん今日も可愛いね～」

「コイツは例外。」

「ねぇ、レン君、リンちゃんはぺちゃんこの方が魅力的よね？」

「はっ!?いや、リっリンにはぺちゃんこが似合うからな!!」

「レンなんて大っ嫌い!!」

「素直になればいいのに、レン君。」

「出来るかよっ。」

「リンちゃん可愛いからほっとかない人は沢山いるんだよ？」

「はっ!?誰だよ!!」

「さぁね～」

「っ!!」

俺はリンの部屋に入っていった。

「作戦がこんなに上手く行くとはね。」

「レン君は単純なのよ。」

「リン!!」

「うぎゃっ!?ノックしてよ!!」

「好きだ好きだ好きだ!!」

「はぁ!?」

「付き合ってくれ!!」

今思うとメイコ姉たちの話から何故告白になったのかすごく疑問だ。

「はああ!?」

「リンが好きなんだ…よ…？」

今、俺すごい恥ずかしいこと言った気がする…。
というか言った。

「いいい今の忘れろ!!」

「何で!?私も大好きだよ!!」

「え…？」

沈黙。

「俺のこと嫌いじゃないの？」

「好きだよ？」

つくづく分からない。

「あんなこと言われてたのに？」

「うん、好き。」

「もしかしてリンてマゾ…」

「違う違う!!」

「あら、良かったわね？」

「うんうん、やっとだよ。」

「メイコ姉に、ミク姉…!!」

「ふふ、じゃあごゆっくり～」

「めッメイコ姉～っ!!!!」





めでたしめでたし(？)