青春なんてものは音も立てずに通り過ぎていくんだ。僕達を置いて、

だからもうそんな高望みな絵空事はやめようよ。僕達にはまだ早い。

だから

君は僕の手だけを繋いでいてよ。
絶対離したりしないから。

何もかも脆くて薄っぺらいから見てて馬鹿馬鹿しいんだ。そんな幸せなら僕は要らない。心から好きだと叫べる様な君が居るならそれでいいんだ。

何でも求めるのはやめよう。そこにある当たり前の幸せを噛み締めよう。それがどんなに小さくたって、いつかは苦しみに陥るくらい愛しいものになるのさ

長い間かけて作ったものはなんだって崩れるときは来る。悲しみに溺れる前に顔をあげて。涙で少しぼやけた目の前の景色は、君にとって掛け替えのないものになるよ。そして、それは君を救ってくれるんだ。辛い時でも頑張って前を向いたことは何にも代えられない大切な財産となる。

僕は君の隣にいる。
いつでもどんな時でも。
だからひとりぼっちなんてないんだ。
孤独で寂しい夜なんてないんだ。
だから
忘れないで思い出して
そして
いつでも僕を頼って
僕にできることは限られているかもしれないけど
君が笑顔になるなら僕は何だってする。

だから これだけは 忘れないでね。








こっちを向いて
綺麗な瞳
その瞳に僕は映し出されているだろうか

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

虚ろ守

きみとのうつろなやくそくごと。

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投稿日:2015/05/02 14:52:54

文字数:557文字

カテゴリ:小説

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