灯すように歌うのは 花
願うように恋をする 歌
まるでいつかの風模様
払うように遮った 春
浚うように放たれた 夏
秋と冬には空を見た
今宵は雨のようです 貴方に会えなくて
寂しくなる
叶うように書いたのは 花
紅をさして開くのは 歌
まるでいつかの晴れ模様
水平線 広げてた 秋
鳥たちに お別れを 冬
春と夏にはまたいつか
今宵も雨のようです 貴方は何処でしょう
なぞる月夜
幾度めかの季節の帯を するり
抜け出してはさまよう
ずるいと笑って ねえ笑って
約束通りと指折り数え ぽつり
差し出しては届かず
あなたはずるい ねえずるいの
今宵さえ雨のようです 私は何処でしょう
もうさよなら
幾度めかの雨宿りをして ふたり
振り向いては交わさず
好きだと言って いいえ、いいの
幾度めかの季節の帯を するり
駆け出しては想うの
好きだと言った それが最後
泡沫と
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想