私の心はいつからか、色褪せていき、無色となっていたー…。
きっと、もう元には戻れない。
私はもう、『自分』の色を、捨ててしまったから。
* 空想パレット * 自己解釈 *
「わー、すごい!綺麗。また絵、上手になった?鏡音さん」
「そうですか?ありがとうございます、先生」
「誰かに教えてもらってるの?」
「はい、まぁ…」
「そうなんだ!じゃ、頑張ってね」
そういって先生は、自分の机に戻っていった。
私は美術部2年の鏡音リン。
1年生の春に『彼』と一緒に入ったんだ。
『彼』とはいつも一緒だった。
『彼』といる時間は楽しくてー…。
――でも、その時間はもうやってこない。
壊れて、しまったから。
いや、壊して、しまったんだ。
私が…。
--1年生冬--
私の心の色が消えて行き始めたのは、私のこの行動から始まった。
私達美術部員は、この日、学校よりすこし離れた大きな公園に、スケッチをするため、皆で来ていたんだ。
「レンー、見て!大きい樹があるよ!」
私はそれを指差してレンを誘う。
「そうだね。…それが?」
「いやいや、『それが?』じゃないでしょ!登ろうよ!登って見えた景色をスケッチしよう!」
「はぁ!?マジかよ…。まぁ、リンが言うなら…」
そう言って、私達は二人で大きな樹に登り、景色をスケッチしていた。
スケッチをやり始めて少し経った頃、私はふとレンの方を見た。
――始めは嫌がってたのに…、私が登るって言ったから、一緒に登ってくれたんだよね。
私はそんなことを思いながらレンの真剣な横顔を見ていたら、太陽に照られて綺麗に光るその髪とともに見とれてしまった。
そんなレンを少しの間見ていると、急にレンが私の方を向いた。
「あれ、どうした?リン」
「え、ううん!別にっ」
私は慌てて目を逸らそうとし…
――え?
私は勢いを出し過ぎて後ろにバランスを崩した。
――ヤバっ、落ちる…!
「リンっっ!!!!」
その言葉とともに、レンが私の背中を押した。
そのおかげで私は落下しないですんだ。
「レン、ありが…」
レンにお礼を言おうと思って横を見ると…、レンが、いない。
私が茫然としていると、
――ドサッ――
人が倒れたような、鈍い音が下の方から聞えた。
「え…?」
私がおそるおそる音の聞えた方を見ると、金髪の髪の少年が、横たわって動かなくなっていたー…。
そう、さっきまで私の隣にいた、『彼』が…。
「嘘…レンっ!嫌あぁぁぁぁ!!!!」
空想パレット1【自己解釈】
こんにちは^^
今回はゆちゃPさん作の空想パレットの自己解釈を書かせていただきました。。
空想パレット大好きです!!!!
いや、ゆちゃさんは神だと思うんだ!
…そんなゆちゃさんの曲の解釈を私なんかがしていいのかはわかりませんが、ホント大好きなので書いてみました。
あんまり歌詞に沿ってない気もしますが、その辺は気にせずに読んでいただけると嬉しいです><
偉大なる空想パレット本家様↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9301676
コメント1
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ご意見・ご感想
芽莉沙
ご意見・ご感想
えぇぇっ!?
れ、レン死んだりしません、よ…ね?←
解釈なのに凄くオリジナリティが出てていいと思います!
続きも楽しみにしていますね><
2012/04/04 19:21:53
亜梨亜
うおぉぉぉ!
お久しぶり(?)です、芽梨沙さん!
空想パレット自己解釈、読んでくださってありがとうございます><
え、レンが、死ぬ?
うーん、、どうだろ…?
レンが死んだら私もショックで死んでしまうけど…
これは一応『お話』だから、、死んでしまうかもしれません;;
まぁ、その辺は次も読んでくださったらきっと分かります!
あ…、その『次』とやらがいつ完成するかはわかりませんが…
いやいや、、解釈なのに話がそれまくってるだけなんですよ!
歌詞に沿って書けなくてww
でもそれが良いと言ってくださる方がいて嬉しいです^^
とりあえず、読んでくれてありがとうございました!!!!
2012/04/05 12:10:19