A


捨てきれない記憶の全部を空洞の中に詰め込んで
正解を導き出す前に息を吐いたまま閉じ込めた
食べきれない音色の全部を水槽の外で眺めては
感傷を覆い隠す夜を明くる明くる日に流してた

また
きっとこのまま僕たちは
明日も見えないまま歩いていくんだ
きっとこのまま僕たちは
感情も知らないまま抱きしめていくんだ
あの歌の答えも解けないまま

逃げきれない孤独の全部を空想の中に呼び込んで
泥水に溺れていく街の片隅で雲を泳いでた
やりきれない映画の全部を哀傷の外で透かしては
感動を洗い落とす朝を新た新た夜に掬ってた

また
きっとこのまま僕たちは
煮えも切らないまま歩いていくんだ
きっとこのまま僕たちは
感応も果てないまま抱きしめていくんだ
あの歌の答えに迷いながら

また
きっとこのまま僕たちは
酔いも醒めないまま夢に踊るんだ
きっとこのまま僕たちは
証明を鳴らすまで「今」を探すんだ

きっとこのまま僕たちは
明日も見えないまま歩いていくんだ
きっとこのまま僕たちは
感情も知らないまま抱きしめていくんだ
あの歌の答えを
僕らの一秒を綴っていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

A 歌詞

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投稿日:2022/01/23 23:34:56

文字数:477文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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