「─で、一樹リンとレン、どうしたんだ?」
「あれ?俺は一姫に預けたけど。」
「私は途中でお菓子かってくって言ってたから分かれたわよ?」
「・・・迷子だな。」
一樹ははぁ、とため息をついた。
「お前んちの2人はよく迷うな。」
「五月蝿いわ。この辺に来てそんな経ってないんだししょうがないだろー」
「探しにいかないの?」
「はぁ、じゃー行ってきますわ。」
「行ってらっしゃい。」
「誰も付いてきてくれないの・・・?」
「早く行って来い。」
「ちぇ・・・。」
一樹は家から出て2人を探しに行った。
「で?お前はどうするの?」
「なにが?」
一姫はお茶を飲みながら麻斗をみた。
「だーかーら、何にも用がないわけじゃないんだろ?」
「あぁ、そうだったわ。カイトー」
「「はい?」」
いっしょに遊んでいたカイト2人が振り返る。
「えっと・・・。私の方のカイト」
「何ですかー?」
一姫は自分のカイトを抱っこする
「ある人がねこの子の名前を決めてくれたのよ」
「へぇ、そうか、お前のカイトはしゃべり専門だもんな、」
「そうなの。だからこの子は今日からユイト、よろしくね。」
「よろしくお願いします。」
「ユイト?あぁ、youPのカイトだからか、」
「そうだ。麻斗のカイトもしゃべり専門にしちゃえば?」
「は?」
「いやー、別に良いんだけどもね、なんかしゃべってた方が良いかなーて。」
「その手もあったのか・・・。」
麻斗はカイトを呼んだ。
「お前は歌うのとしゃべるのどっちが良い?」
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