●お店は3周年!
「おつかれ様でした!」
「盛り上がってよかったですねー」
カイくんと、アンさんが声をかける。
お店のシャッターを降ろして、汗を拭きながらメイさんが笑う。
「きょうも残暑が厳しかったからね。でも、お客さん、楽しんでくれたかな?」
原宿の玩具店「キディディ・ランド」は、リニューアルして3周年を迎えた。
イベントやミニ・ライブで、賑やかだがあわただしい1日が終わった。
3周年を機に、キディディランドはまた新しく、少しずつリニューアルしていく。
●楽しいスクールを開こう
カイくんは、メイさんに言った。
「社長、うちの店でもインストラクターを呼んで、いろんな“スクール”をやっていきましょう」
「そうね~。でも、どんな分野がいいのかしら」
メイさんは、うなずいた。
「私のところでは、専門の先生をまねいて、クラフトとか、たまに料理のスクールを開いてます」
「キディディ・ランド」の兄妹店、「ナチュラル・ハウス」の店長のアンさんは答えた。
カイくんは言った。
「そうそう、カフェ・つんでれでは、近々“ケーキ・デコレーション”のスクールを始めるらしいですよ」
「ケーキって、食べるお菓子のケーキ?」
「ええ。ソラくんや、モモさんが言ってました。欧米では、ケーキの飾り付けも、立派な文化なんだそうです」
●女子プロに教わろう!
「へぇー。面白いわねえ」
メイさんは感心して、彼を見た。
カイくんは続けた。
「うちの店は、これから少し“模型”とかハンドメイドを、取り入れたらどうかなあ」
「たとえば?」
アンさんが聞く。
「手作りの楽しさを教える、プロモデラーもいるし。女性向けに、“女子プロモデラー”もいて、人気らしいです」
「そうか、君はそんな事を考えているのか」
メイ社長は、にこにこした。
「じゃ、これからダンベルとか、バーベルとかも、売り場に入れていこうか」
「??」
カイくんとアンさんは、目を丸くした。
「なぜ、ダンベルを...」
「お店に、女子プロを呼ぶんでしょ。女子プロレスラーを」
「女子プロモデラー!」
カイくんは、控えめにつぶやいた。
「あの、うちは、バイオレンス系は社長だけで、十分ですヨ」m(-_-)m
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