忘れてくれていいの そう聞こえたなら
貴方のそばに咲く 花でいられない
ただ冬を待つの また冬を待つの
一人静かに 夢に舞うために
1
A
物語のプロローグは
季節の萌しのように不意に
偽りのない痛み連れ
心の在処を知らしめた
B
懲りない期待と嘘と雨は
何の前触れもなく降りかかって
折り合いつけて胡麻化すこと
なんて 容易いはずなのに
S
悴んだ肩に 触れた温もりを
頑なな指で 振り払えてたなら
ただ密かに咲く まだ夢を見てる
ヒトリシズカの花でいられたかな
2
A
物語のエピローグは 桐一葉の幽けさで
はらりと舞い落ちるように
必然を突き付けてくるの
B
消えない痛みと罪と罰が
二人 繋いでしまうのならば
零れるようについた嘘に
どうか騙されたままで
S
忘れてくれていいの そう聞こえたなら
貴方のそばに咲く 花でいられない
ただ冬を待つの また冬を待つの
一人静かに 夢を弔うため
零れるようについた嘘に
もう 気づかないでいて
忘れてくれていいの そう聞こえたなら
貴方のそばに咲く 花でいられない
ただ冬を待つの また冬を待つの
一人静かに 夢で躍らせて
(転調)
忘れてくれていいの そう聞こえたなら
貴方のそばに咲く 花でいたかった
ただ冬に還る また冬に還る
一人静かに 雪に眠るため
忘れてくれていいの そう聞こえたなら
貴方のそばに咲く 花でいられない
ただ冬を待つの また冬を待つの
一人静かに 夢に舞うために
ヒトリシズカ
COBAx5884xさん の 素敵な曲 https://piapro.jp/t/XfiZ に応募しました。
道ならぬ恋を終わらせる乙女心を詠っています。
植物の「ヒトリシズカ」と静御前(彼女は貫きましたが)からインスピレーションを受けて。
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