得意なことは人より少し
ヘラヘラ笑うことで
嫌われないよう下手に出てれば
気遣いの人扱いされて
優しいんだねと褒められて
照れくさそうに笑って
テンプレになった毎日に
死にてえなと呟いた

誰かをあげる予定もない部屋は
飲んだ缶ビールが転がって
部屋の隅に貯まったホコリを片すのは
明日の自分に期待して
添加物まみれの弁当
お湯をわかせば食える麺類
科学の進歩は凄まじいよな
何もかもが他人事だ

こんなはずじゃなかったな
文春に書いた未来は
こんなはずじゃなかったな
こんなはずじゃなかったな

死にたくなっても腹は減るし
働かなくちゃ金ないし
ヘラヘラ笑ってその場だけ
やり過ごすだけの人生を
期待しなきゃ楽だって
他人事なら好きなだけ
こんなはずじゃなかったな
燃えるゴミばかり貯まっていく


苦手なことはそれなりに
人並み以上にありますが
下手に出ておちゃらけて
憎まれないようやり過ごし
面白いねと笑われて
ありがとうと笑い返して
でもそれだけなんだよな
愛されねえな いつまでも

築くはずだった関係は いつも
終わってから気がついて
あのときああしていればとか
明日のことより昨日を見つめて
過去ばかりを悔やむから
道理で後ろ向きな人生だ
さっさと進めばいいのにな
他人事ならいくらでも

こんなはずじゃなかったな
タイムカプセルに埋めた未来は
こんなはずじゃなかったな
こんなはずじゃなかったな

さっさと終わらせたいとはずなのに
生きる理由を探してる
ヘラヘラ笑ってその場だけ
やり過ごすだけの人生だ
みんな死ねと言いながら
仲間はずれは僕だった
こんなはずじゃなかったな
どうなるはずだったかな

テンプレになった毎日に
死にてえなと呟いた
優しいんだねと褒められて
うるせえなと言えたら良かったんだ
飲んだ缶ビールが転がって


とりあえず部屋のホコリから
片すかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

こんなはずじゃなかったなってじゃあどうなるはずだったんだ

気遣い屋の腹の中が真っ白とは限らない。



実験的に雑な言葉遣いで詩を書いてみました。

閲覧数:123

投稿日:2018/11/14 18:21:22

文字数:796文字

カテゴリ:歌詞

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