たった一人の自分愛そうよ

A1
朝起きたら　新たな日差し　目を背けたよ
また一日余計に老けたと気づいてさ

B1
同級生の幸せ報告
芽吹くこと無く種は腐る
努力さえしようと思えぬ心
変われたら

S1
たった一人の自分へと
鏡の中　自分が叱る
「ニゲルナヨ」
「もう聞きたくない！」
鳴り出す警告音(アラーム)に耳を塞いだ

A2
ドア開けたら　仲間の背中すら見えなくなってた
世間様からかけられた呪い　足引っ張った
離して

B2
埋められた土で咲かぬなら
咲く場所を変えたっていいんじゃない？
この先の私の笑顔のために
それでいい

S2
たった一言の言葉も
たちまち尖り　心刺す
「ニゲルノカ？」
言わせとけばいい
降り始めた雨を避け走れ

C
一人に一つ割り当てられた人生
命尽きるまで楽しんだ方がマシね
世間からの雑音を
背景に押しやって久しい今
やっとわかったよ　あの呪いの正体
鏡の中相対する自分自身だ
さあ

S3
たった一人の自分愛そう
鏡など割ってしまえばいい
無意識に自分にかけた
呪いはもう解けるよ　自由だ

——————
上段:音の数
下段:ひらがな表記
( )内:一音につき二文字

6 8
たったひとりの　じぶんあいーそおよー

A1
2 4
あさ　おきたら
7 7
あらたなひざし　めをそむけたよ
2 4 13
また　いちにち　よけいにふけたときづいてさ

B1
5 8
(どお)きゅうせーの　しあわせほおこく
5 5 3
めぶくこと　なくたねわ　くさる
5 8 3
どりょくさえ　しよおとおもえぬ　こころ
5
かわれたら

S1
2 2 2 5
たった　ひと　りの　じぶんえと
2 2 2 6
かが　みの　なか　じ(ぶん)がしかる
5 7
にげるなよ　もーききたくない
6 9
なりだすあらー　むにみみをふーさいだー

A2
2 4
どあ　あけたら
9 8
なかまのせなかすら　みえなくなあってた
2 4 15
せ(けーん) さまから　かけられたのろいあしひっぱった
4
はなして

B2
5 8
うめられた　つちでさかぬなら
5 5 3
さくばしょを　かえたあって　(いん)じゃ(ない)
5 7 4
このさきの　わたしのえがお　のために
5
それでいいー

S2
2 2 2 5
たった　ひと　こと　のことばも
4 3 5
たちまち　とがり　こころさす
5 7
にげるのか　いわせとけばいー
6 9
ふりはじめた　あめをよけはーしいれー

C
7 11
ひとりにひとつ　わりあてられたじんせい
8 10
いのちつきるまで　たのしんだほーがましね
12
せけんかあらのざつおんを
7 8
はいけいにおし　やってひさあしいいま
8 10
やあとわかあたよ　あののろいのしょおたい
4 13
かがみの　なかあい(たい)するじぶんじしんだー
2
さあー

S3
2 2 2 5
たった　ひと　りの　(じぶ)んあいそー
2 2 2 5
かが　みな　どわっ　てしまえばいー
5 7
むいしきに　じぶんにかけた
6 9
のろいわもお　とけるよじゆーうだあー