白いカーテン越しに見える。

一面の春色のガーデン。

私の目線の先で、時々額の汗を拭いながら、

アナタが花や木に話し掛ける。

陽の光りを浴びて、蒔かれた水の水滴を煌めかせるガーデン。

私の為じゃない煌めくガーデン。

目から流れ落ちるのはオイル。冷たい全身。

アナタの温もりを与えられない体は時折停まる。

私は、もうすぐ廃棄されるマリオネット。

流れ落ちるオイルは涙になれないまま溜まりになる。

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マリオネット・ガーデン

ロボットにも、心はあります。

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投稿日:2010/05/15 06:29:18

文字数:204文字

カテゴリ:その他

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