ずっと眺めていた流れ落ちる木洩陽を
「そんな瞬間がいつも傍にあるといいのにね」
そっと見守っていた幸福色した微笑みで
寄り添ってくれていた あなたを想い出す
恋の行方は誰も知らない風物語
「こんな時間はいつも一緒にひたれたらいいのにね」
ああ 髪をとかすようなそぶりで頬に手を添え
瞼を閉じて委ねてく あなたに唇あわせた
あなたが零した涙 あなたが見せた表情を
この胸に大切に刻み込んでいる
さあ 涙が止まるまで・・・
涙が止まったのなら落ち着くまで
そっとしてあげたい・・・・・まで
優しい想いで見つめられる黄昏を
さりげなく綴ったまでのそんな空手紙
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