ありきたりな生活は、飽きた。
刺激が欲しい。

毎日毎日勉強をし、家に帰って寝て起きたらまた学校へ行って勉強。その繰り返し。

「飽きちゃった…」

空を仰いでも果てしない青ばかり。眩しいそれは痛いくらいに自分を照らしつける。

「ミクちやん」

声は同じクラスの鏡音リンがふと声をかけてきた。

「…なに?」
「バンド、組まない?」
「……え」

突然の勧誘。
ちょっと待った。バンドって言った?

「歌ったこと、ない…けど」

鏡音リンはひまわりのような笑顔で「大丈夫」と言い切った。

「ミクちゃんは歌えるよ! 絶対にね」



思えば些細でなんでもない誘い。
部活やってないの? なら、この部に入らない? と言ったようなそんな感じの。

でも、これが私初音ミクをかえる出来事だなんて、想像もしてなかった。

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  • オリジナルライセンス

初音がライブをする日 (1)

ボカロキャラを学生にして、歌て活動していくオリジナルストーリー。

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投稿日:2015/08/23 21:21:27

文字数:391文字

カテゴリ:小説

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