「雨tRoピアス」

冷たいあなたのピアスは水色をしていた
触れたい気持ちを抑えてないとね
じれったい価値観の違いが生ぬるく感じて
最後までの距離がどうしても近づかない

明日の予定は何時からだとか
どうでもいいこと　考えているんでしょ？
見えない君の心があの日には温かく感じて

震えていた、僕の手を取った
記憶は嘘じゃないな
懐かしいな　あの日のことは
雨に似た少ししょっぱい何かで溺れていよう

中が透けた　下手くそなオブジェは
僕みたいだ　自分で作った
記憶の中　で話しかける君は
僕が作ったような笑顔で

枯れてみえた　道などなかった
滑稽だ。笑うなら笑え
アメトロピア　幻想でよかった
よかったのに　残像がひどく痛いのだろう

雨みたい　帰りたい。
彼いた僕の隣は
どうしよう　どうしようもう

Ah……僕の手を取った
記憶は嘘じゃないな
懐かしいな　あの日のことは
雨に似た少ししょっぱい何かで溺れていよう