Aメロ
今日は遅くなったな　ギリギリの最終列車
時折乗る電車は　いつだって一人なの

　Bメロ
あれ？珍しいこともあるんだね　今日はもう一人
うつらうつらと寝ぼけ眼に　今日はもう一人
泣いてるの？　あなたが聞いた　泣いてるよ？　声にならずに
薬の臭いのする　服を揺らしながら

　サビ
何でだろうね今日は涙止まらない　ぽとりぽとりで収まるのが常でしょ？
今日が最期の日だって　良いんじゃないって思えて
何でだろうね拭われた涙が　ちょっとだけ張り付くように眦(まなじり)に
何があったかは知らない　だけど泣いてほしくはないんだ
君は言った


　Aメロ
病院から帰る日は　ギリギリの最終列車
滑り込む電車に　今日も君の姿が

　Bメロ
あれ？奇遇だねなんてとぼけないで　三回目の偶然
まさかストーカーじゃないよね？って　三回目の必然？
泣かないで　あなたの声が　泣いてない！　声にならずに
薬の臭いのする　服を擦り付けて

　サビ
何でだろうね今日も涙止まらない　君がいる日はいつだってこうなの
今日が最期の日だって　別に良いかなって思えて
何でだろうね擦り付けた涙が　ちょっとだけ顔中に薄く延ばされる
私もうすぐいなくなるの　それでも泣いてほしくはないんだ
君は残酷だ


　Cメロ
君の涙は見たくなくて　君が泣いてたら拭いたくて
最終列車まで残ってたんだ　少し気持ち悪いかな
残酷でアクマのような青年と　シニガミに憑かれた少女の
淡い淡い恋物語

　サビ
何でだろうね今日は涙が出ないや　こういう時は泣き叫ぶの常でしょ？
今日が最期の日だって　良いんじゃないって思えずに
何でだろうね拭われない涙が　ちょっとだけ物足りないとすら感じてる
私もうすぐいなくなるの　そんなの認めやしないさ
いつか僕が治してみせる　いつまでだって明日をあげるよ
望むことを　忘れた少女へ　叶うかどうか　分からないような
望み託す　君は残酷だ