わかるよ　まるで　白い箱さ
ここには　何も　ありはしない
君は呟いて　少し微笑んだ

薄い唇　固く閉ざす
やせた横顔　見つめていた
君を苦しめる　孤独に触るの
いますぐ

私のこの世界も　光だらけではないけど
君が目を閉じたとき　眠れる場所くらいあるよ
どんなに傷ついても　ぼろぼろにひび割れてても
君を守りたいから　いまだけ心を委ねて


どんなに　人が　夢を見ても
世界の　摂理　抗えない
君は目を伏せて　諦めたように

それでも　人は　夢を見るよ
哀しいくらい　本当だよ
伝わらなくても　何度でも言うよ
お願い

私のいる世界も　光だらけではないけど
君が今より少し　笑える場所になりたいよ
あまりに静かすぎて　いろいろと聴こえてきても
耳を塞いであげる　代わりに私が聴くから


部屋の隅で　どこかを見て　
ひとりきりで　傷ついてて
愛してるよ　だから私
ここにいるよ　そばにいるよ
届いて


私の見る世界は　そんなに難しくなくて
陽だまりと音楽と　優しい哲学だけなの
答えは探さないし　何ひとつ尋ねないけど
何でも聞いてあげる　絶望が空（から）になるまで
約束するから

私たちの世界は　光だらけではないけど
ふたり目を閉じたとき　眠れる場所くらいあるよ
どんなに傷ついても　誰かに傷つけられても
君を守りたいから　いまだけ心を委ねて

私のこの世界も　暖かさだけじゃないけど
君を抱きしめるから　このまま心を委ねて