≪A≫
夕焼けはまだ 遠いままで
あなたの影を追っかけてた
はしゃぎすぎた 熱い日差し
靴紐を結ぶのも忘れて
≪B≫
また刹那に揺らいだ 記憶が胸を焦がす
勝手ね。
そんな顔しないで、ね 絡めた 指の温度
≪サビ≫
ねぇ もう一度だけ 木漏れ日が包んだ二人(ふた)
(り)優しいお別れも 思いださなくても
「だから、」
≪A≫
星空はまだ 届かないで
あなたの背中憧れてた
「不思議」なんて 可笑しそうなに
笑う姿が綺麗だったね、と
≪B≫
もう二人の間に 運命はないとしても
「もうだめ?」
綴った日々の端に 残った 二人 声が
≪C≫
あぁ 茜に落ちる雲(く)
(も) 遮ってまたうつむい
て 繰り返すたび
逃 げ場はなくなって
懐かしい香りが 意識をかき混ぜていくんだ
≪サビ≫
捨てたはずの 幻想が歌うように
悲しい約束も なかったことにしよう
≪サビ≫
最初で最後の 昔の二人に ねぇ
移ろう季節ももう ただの夢に
戻そう
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