王子様、王子様、王子様…

私は何度呼んだかしら

歩く度にこの身を貫く痛みが私に告げる

私は貴方とは違う存在なのだと

貴方の笑顔はそんなものよりもっと痛い

貴方といると苦しいの

好き 好き 好き…

何度貴方に告げたかしら

貴方に届かぬこの声で

貴方は優しい

貴方は冷たい

この焼ける様な痛みさえ愛しい

私を抱き締めて ここから連れ出して

願いは叶わぬ海の泡

全てを失っても平気って笑ってみせるわ

貴方の心の片隅で良い

私を置いて

募る思いは春の雪

小さな涙を真珠に変えて

紡いだ歌を貴方に送る

月夜は私を冷たく濡らして

心は何時も貴方の側…

月は満ちて私は眠る









.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

人魚姫と王子様

人魚と王子とダンシングの対です。
こちらは、人魚姫サイドです。

閲覧数:111

投稿日:2013/05/12 19:27:32

文字数:313文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました