＜A＞
静かに　風が吹いて
いる　音もなく吹いてる
私と　あなたの髪
撫で　弄くり遊んでる

＜Ｂ＞
実のなる低木
その一枝
一房絡めたり
頬に首に手に
髪を当てて
くすぐる

＜Ｓ＞
いたずらぼうずな風
あなたが優しく笑む
その目は遠く
どこを見る？
港にいる
船ですか？

＜Ａ２＞
静かに　風が吹いて
いる　音もなく吹いてる
私と　あなたの髪
撫で　弄くり遊んでる

＜Ｂ２＞
やめてよ、今はね
風と遊ぶ
気分じゃないの
あなたと二人で
いられるのは
最後ね

＜Ｓ２＞
もう行ってしまうのね
ほんとに出て行くのね
私の行けぬ
世界へと
あなたは泣く
二人泣く

～間奏～

＜Ｃ＞
お願い
連れて行って
あなたのいない世界に
生きても
泣いて暮らすだけ

＜Ｓ３＞
いつか帰って来るよ
あなたは涙を拭き
私の体
抱きしめる
触れる温度
頷く

＜Ｓ４＞
いつまでも待つから
必ず帰ってきて
小指絡めて
約束を
その日までは
お元気で


（平仮名）

＜A＞
しずかに　かぜがふいて
いる　おともなくふいてる
わたしと　あなたのかみ
なで　いじくりあそんでる

＜Ｂ＞
みのなるていぼく
そのひとえだ
ひとふさからめたり
ほほにくびにてに
かみをあてて
くすぐる

＜Ｓ＞
いたずらぼうずなかぜ
あなたがやさしくえむ
そのめはとおく
どこをみる？
みなとにいる
ふねですか？

＜Ａ２＞
しずかに　かぜがふいて
いる　おともなくふいてる
わたしと　あなたのかみ
なで　いじくりあそんでる

＜Ｂ２＞
やめてよ、いまはね
かぜとあそぶ
きぶんじゃないの
あなたとふたりで
いられるのは
さいごね

＜Ｓ２＞
もういってしまうのね
ほんとにでていくのね
わたしのいけぬ
せかいへと
あなたはなく
ふたりなく

～間奏～

＜Ｃ＞
おねがい
つれていって
あなたのいないせかいに
いきても
ないてくらすだけ

＜Ｓ３＞
いつかかえってくるよ
あなたはなみだをふき
わたしのからだ
だきしめる
ふれるおんど
うなずく

＜Ｓ４＞
いつまでもまつから
かならずかえってきて
こゆびからめて
やくそくを
そのひまでは
おげんきで