常人にすらなれない俺は
息をするように綺麗事を吐いた
大丈夫だお前ならできるよって
笑えないくらい身勝手な言葉だよな
これはフィクションじゃないんだ

どうせ誰も救えやしないのさ
俺から出たちっぽけな言葉では
余計な言動はもう止めにしないか?
これまで俺は何人傷つけてきたんだ?
拗れる前に自制しろ

鏡で自分を見てみなよ
なんて酷い有様だ
過去を思い返してみなよ
こんな筈じゃなかったんだ
笑えもしない惨状だ

忘れたい事があるんだ
ソイツが今でも俺を揶揄うんだ
こんな思いは初めてだった
俺は震える声で語るんだ
自分にとって都合のいい理想論を

喰っては吐いてを繰り返す
次第に正常な判断ができなくなる
大衆に失態を晒して悔いるばかり
子供の頃の威勢はどうした?
こんな所で何やってんだ俺は

有象無象に呑まれた俺は
無音と闇を彷徨い続けた
逃げて逃げて逃げた先
結局俺は誰なんだ?

宝物を壊されたあの日から
俺は俺じゃなくなった
もっと俺らしく素直になれたら
今よりも幸せだったのか?

幼き日々を懐かしみながら
答えのない暗号を解いている
床に散らばる請求書
親より見慣れた不採用通知
好きだけではどうにもならない

笑顔の仮面を身につけて
たまに本物が分からなくなって
知りたくもない事を知った
見たくないものを見た

許せないものが増えた
欲望の奴隷になった
信じれるのは自分とお金
馬鹿みたいに頭を垂れる

やり方を変えたところで
思い通りにはいかないな
人生なんてこんなもんか?
人生なんてこんなもんさ
クソったれな人生だ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

有象無象の行方

閲覧数:124

投稿日:2023/06/19 03:47:18

文字数:670文字

カテゴリ:歌詞

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