乾いた瞳が 痛みを伝える
照り付ける陽射し 宙(そら)で揺れ
現実を 規制していく
谺する叫び声は 言葉になんて なれなかった
泡沫の光は 人が抱く夢だと
輝く太陽が そう嗤う
吐き出す煙に 誇りも霞んでいく
枯れ果てる大地 笑顔(いろ)を忘れた空
恵みなんて 降ってはこなかった
乾いた瞳が 悼みを捉える
四散する硝煙 宙(そら)を舞い
刻みゆく 犠牲の果てを
抱えきれない切望は 数え切れない絶望へ
葬送の調べは 人が紡ぐ絆だと
夜半に浮かぶ月が そう詠う
飛び交う鉛に 祈りも摘まれていく
砂塵に覆われ 草花も埋もれて
悲しみさえ 忘れ去られる
いつの日か 道端に咲いた花を 愛でていた
燻る翳りの中でも 心は育つのだと 信じたい
泡沫の光は 人が抱く夢だと
輝く太陽が そう嗤う
吐き出す煙に 誇りも霞んでいく
枯れ果てる大地 笑顔(いろ)を忘れた空
乾いた瞳には 蜃気楼(きぼう)を映すから
「泣いても、いいんだよ」
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