赤い月が昇る頃に迫り来る幾億の影
漆黒の帳の向こう聳えるは闇の宮殿

永きに渡り眠れるは残酷な独裁者様
魂と乙女を捧げ始まるは蘇生の儀式

血酒の盃を天へと掲げて
今こそ目醒めの刻なり

「ワレラガ王ヨ！」

敬い讃えよ我が名はハデス
この世を支配する者なり
再び降り立つ甦りし魔
千年の恨み現代(ココ)で果たさん

非力な人間どもよ
我が力の前に平伏すがいい

禍いが芽生える頃に咲き誇る絶望の華
開かれし冥府の扉広がるは闇の楽園

悪魔の兵士は剣を携えて
今こそ攻め入る刻なり

「ワレラニ続ケ！」

恐れ戦けよ我が名はハデス
この世を破滅する者なり
逃げ回り惑えアア地獄絵図
血染めの景色はなんと美しい

愚かな人間どもよ
反逆は許さん直ちに粛正

『わが偉大なる父君よ。

この世は醜く汚らわしい
欲望で溢れています。

我々の棲む世界と
何一つ変わりありません。

父よ、人間というのは何故
こんなにも愚かで
哀れな生き物なのでしょうか。

滅亡へと導くのも、容易い。』

空は暗黒に人は隷属に
今こそ支配の刻なり

「ワレラノ物ニ！」

嘆けよ叫べよ我が名はハデス
この世を統治する者なり
跪くがいい土を噛みしめ
我らの時代が始まる刻だ

無力な人間どもよ
我が世界の前に平伏すがいい

ライセンス

King Of Hades

浄化

「この世を支配する者なり」

おもっくそ自分の趣味に走ってしまって反省はしているが後悔はしていない。　『』のセリフは魔王の子。

〈プロローグという名の後付け〉
昔々、世界を我がモノにしようとたくらむ魔王がいました。
悪逆非道なるその惨劇に人々は嘆き、絶望しました。

しかし、彼らは希望を捨ててはいなかったのです。
みんなの力を一つにして、魔王と長きにわたり戦いました。
そして、勝利の終止符を打ったのは人間でした。

それから千年後ーーー。

ある日、魔王を蘇らせようとする者が現れました。
その者の正体はなんと、魔王の子だったのです・・・・。