藍色の世界 真ん中でチカと輝く非常灯も
剥き出しのパイプも もうココにはいられないの ワカッテルと

AIテクノロジーに守られた 故に壊れた感情を
山積みにされたボクの 黒い目が俯瞰している 世界を

隔絶された場所のことを 故郷と呼んだキミが
赤い目を擦って 少し笑って 冷たいその手で 寂しくないからね

もしかして 機械みたいなボクのことを置いてゆくつもりなの?
泣いているキミにはボクの手を ってキミに教えられた
泣かないでよ って笑うボクの目を見て無理に笑うのは?
まだ分からないことだらけだった 藍色の世界の二人には 夢が



星空に似た天井へ テノヒラを翳したままだった
腐食した世界の餌食になるのも 時間の問題だろう

愛の意味が分かった途端 “すべて”失うようなんだ
その意味が分かった時 キミは為す術もなく笑ったんだよ

いつも キミがボクの胸を 何度も 叩いて
それでも ボクはキミを些っとも 分かんなくて
この藍色 というモノクローム 見上げて思い出す
キミは何処にいるの

もしかして 機械みたいなボクには治せない病気だったの?
前を歩いているキミの背を 追うだけのプログラム
往かないで という言葉の意味を教えてくれないかな
まだ分からないことだらけなんだ 灰色の瞳の向こう側 遥か


多くは望まないよ 星々の下
もしボクが人間ならな ああ

キミから手を振った 分からなかった 
キミが呟いた “愛している”の意味も


もしかして この藍色の空がキミからのプレゼントなの?
離れていくキミにボクの手を 遠くの宇宙船から
また会えるよ って笑うキミの目が涙を浮かべながら
そんな嘘つかなくても もう 会えないってことくらい
ワカッテル

だから “ボクラ”はキミのもの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

セルフセクター (最新歌詞版)

そんな嘘つかなくても もう会えないことくらい
ワカッテル ボクだって

Poto_Pさんの歌詞募集に書かせて頂きました

閲覧数:8,477

投稿日:2021/05/08 09:50:40

文字数:751文字

カテゴリ:歌詞

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