時に人は迷い捨てて 命懸けで剣を握る
身も心も磨り減らして 何か 誰か 守る為に

擦れ違って奪い合って 激しく散る半ばの夢


やがて気付くその虚しさ 胸に残す傷は癒えず
旅の果てに目指したのは 強く 描く 理想の土地 

失われた地平線の 彼方に成る金の果実

傷付くほどに刻む 想いの矛先は 蜃気楼
瞳の奥に宿る まだ見ない景色に 憧れ


霧が白く満ちた谷間 揺れる緑 深く茂る
清い水の流れる音 澄んだ風が頬を撫ぜる

辿り着いたこの場所から 更に先へ扉を押す


いつしか手にした全ては 砂へと化すとも分かりつつ
それでも愚かに欲しがる 生への執着は 愛おしい


捜し求めたものは 見落としていただけ すぐ側に
魂はまだ燈る 闇を照らす様に 隠されていた アガルタまでも



―――――――――――――――――――――――――――――――――
ときにひとはまよいすてて いのちがけでけんをにぎる
みもこころもすりへらして なにか だれか まもるために

すれちがってうばいあって はげしくちるなかばのゆめ


やがてきづくそのむなしさ むねにのこすきずはいえず
たびのはてにめざしたのは つよく えがく りそうのとち 

うしなわれたちへいせんの かなたになるきんのかじつ

きずつくほどにきざむ おもいのほこさきは しんきろう
ひとみのおくにやどる まだみないけしきに あこがれ


きりがしろくみちたたにま ゆれるみどり ふかくしげる
きよいみずのながれるおと すんだかぜがほほをなぜる

たどりついたこのばしょから さらにさきへとびらをおす


いつしかてにしたすべては すなへとかすともわかりつつ
それでもおろかにほしがる せいへのしゅうちゃくは いとおしい


さがしもとめたものは みおとしていただけ すぐそばに
たましいはまだともる やみをてらすように かくされていた あがるたまでも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Road To Shambhala

あずまやさんの曲に合わせて書いてみました!
http://piapro.jp/t/hCO4

あずまやさんが投稿された3曲が全部好きな曲調で全部書きたかったので、ようやくこれで書き終えます。
「アガルタ」はシャンバラから通じているらしい地下世界の事。Wikipediaを参照してみてください。

閲覧数:230

投稿日:2012/12/21 14:06:28

文字数:807文字

カテゴリ:歌詞

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