愛されなきゃ愛せないなら
きっと僕はこのままひとりだ
畳まれた気持ちのシワ伸ばしたって
元の紙には戻りはしないのに

薄っぺらな言葉重ねて
薄っぺらな笑いを浮かべて
上辺だけの茶を濁す関係
いっそそれが常ならそれこそが僕だと
誇れるわけではないが
少しは楽なのか

遠くで 遠くで
楽しそうな塊 眺めて眺めて
鼻で笑う癖が 抜けないままで

誰かの背中見つめて
敬うふりをして壁を建て
愛想笑いだけがうまくなり
これが大人だと言うのでしょう
本音と建前が混ざって
薄っぺらな僕になる
愛せないから 愛されないままだ


ひとり芝居の中の台本通りの
セリフ吐いて不安をかみ潰す
繰り返す役作りを重ねて産んだ
僕をあなたは『僕』だと識るんだろ

薄っぺらな言葉重ねて
薄っぺらな笑いを浮かべて
優しいと言われて吐き戻す帰り道
いっそそれが楽ならそうとしか成れないなら
胸を張って生きろよ
息もできなくて

どこかで どこかで
生まれた繋がりを 眺めて眺めて
出来たささくれを 抱えるだけ

素晴らしいと手を叩き
僕とは違うと線を引いて
尊敬と卑屈を煮詰めた感情を
これが好意だと呼ぶのでしょう
偽善と諦念が混ざって
薄っぺらな僕になる
どうにもならないから
どうしようもないままだ

愛せないから 愛されないままだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

薄っぺら

あと2日で誕生日を迎える自分の気持ちをそのままぶつけました。
歳を重ねてもうまくなるのは建前をつらつら並べることばかり。

閲覧数:63

投稿日:2017/08/09 23:05:21

文字数:555文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました