あれ、おかしいな。
何で僕のことを無視してるんだろう。
何かしたっけ。
いつも君のことを考えてあげていたじゃないか。
瞳からポロポロと涙が溢れる。
それでも君は僕のことを見ない。
あぁ、そうか。
泣いたって無駄なんだね。
じゃあ、もう終わりにしようか。
君に好かれていた、あの人気者の僕はもういない。
今いるのは君に嫌われた、君以外にも嫌われた僕。
必要なくなった、見繕っていた顔は殺すことにしよう。
「さては、最低な独りぼっちってことが見抜かれたんだろうか」
断言に近い形で吐き出すように言う。
無責任にこんなことを言うと、君との愛が咲いても、すぐ枯れてしまうのだろうか。
僕は何を言っているんだろう。
自分が自分じゃなくなるような感覚。
僕はだんだんと壊れていく。
悪いのはたぶん君の方。
何故かって聞かれてもわからないのだけれど。
だって、いつだって、君は僕に何も教えてくれなかったから。
思い出したようにさめざめと泣けば、独りでまた溺れていく。
ドアを叩く音がする。
あなたは呼んでないよ。
気遣うような素振りを見せないでよ。
そんな話聞いてないから。
大嫌いなだけだから、放っておいてよ。
泣いてなんかいないよ。
あなたに愛なんて無いから、ただうるさいだけなんだよ。
そんな僕のことを諦めたのか、足音が遠ざかっていく。
やっぱりあなたは最初から最後まで気づかないんだね。
僕は独りで眠ることにしよう。
別にあなたが僕に興味ないのは知ってる。
僕を信じてないのも知ってる。
だからあんなことを言うの?
まぁ、あなたの言葉はすぐに消えてしまうんだけどね。
でも、もう遅い。
遅いんだよ。
あなたも僕の生きている意味を消してしまうんだ。
悲しくはないよ。
だってあなたのこと何も感じないんだ。
脳が腐ってるのかもね。
あはははははははははははははははははは!!
何を独りで語ってるんだろうか。
だけどさ、もうこうするしかないんだ。
「はあ、もう疲れたな」
そう吐いた言葉は宙に浮いたと思ったら、そっと落ちてきて溜まっていった。
ずっと何もしないのに疲れちゃうんだから、可笑しな話だよね。
慣れてしまってそんなこと思わなくなってきたけどね。
それなのに才とか愛がないなんて嘆き、見せかけばかりにきっと妬んでいたんだろう。
そして、君との関係が崩れさっていくたびに消えたくなっていたんだろう。
それで僕はいろいろなものを失った。
でもそれは仕方無いことだとわかっていた。
取り戻す気なんて更々無くて諦めて笑ってた。
そうやってまた、僕はここで独り錆びて逝くんだ。
飼い殺した僕の今日に対価なんてあるはずないんだ。
苛まれていた、なんて妄想だったのかな。
皆は僕のことが好きだなんて独りよがりに考えて舞い上がってさ、馬鹿みたい。
まるで土に埋まる財のよう。
そういえば、灰になった僕の性は取り返せるのかな。
周りに張り巡らした根が減っていく。
せっかく僕が好かれるように広げたのに。
それでも僕を見捨てていくんだろう。
本当はこんな風に追い込まれたのは自分の所為だとは感じ始めていた。
今までずっと忘れてた。
たった独りになって気がついた。
「 」
暗い
今頃になって来ないでよ。
君なんて呼んでないよ。
君の話なんて聞いてないし。
大嫌いなんだよ。
嫌いで嫌いで仕方無い。
愛なんて最初からなかったんだ。
泣いてなんかない。
わかったような口をきかないで。
君との楽しかった思い出が遠くなっていく。
最初だって最後だって気づけないのは君も同じなんだ。
だから、僕は独りで眠ることにしようかな。
君が今の僕のことをどう思おうが興味ないよ。
そんなこと言われたって信じない。
どうせ消えるんだろう、その気持ちは。
もう遅いんだよ。
とうにないよ、生きてるわけすら。
今は君のこと何も感じないんだ。
このまま、脳自体も腐り逝くだけ。
そうやって独り語るだけ。
気づいてほしかった。
僕はただ、
「 」 だけだったんだ
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胸がズキンと痛んだ
心では聞きたくないと思いながらも
どんな人なのと聞いていた
その人は僕とは真反対のタイプだった...幼なじみ
けんはる
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ご意見・ご感想
禀菟
ご意見・ご感想
確かに鬱ってるwww
でもなんてーか、雰囲気出てると思う!
ギャグも頑張れ!
2012/06/24 23:35:04