高い空を見て
矢っ張り哀しくなりました

濁った色の歪な羽根(其れは非常に矮小で、見苦しい。汚い。)を持つ僕は
空に嫌われていた様でした。


見上げるだけの僕は、とても小さな存在で。
どれだけ頑張っても此の手は届きませんでした。
羽ばたいても羽ばたいても
其れ等は総て無意味でした。

届かないのは解って居たけれど
何時か届く様な気がして
其れだけを望んで頑張ってきたのに。


斯くも現実とは残酷なものです。


飛べずに潰えて往く僕を見て
誰かが笑ってくれるでしょうか?

無様に羽ばたいた僕を見て
誰かが笑ってくれましたか?


君が居たから楽しかったよって
誰かが思ってくれたら嬉しいな。



でもすぐ忘れて笑っててくれたら嬉しいな。



青く透き通る、晴れた空を見て
潰れた僕は
少しだけ安心して
笑うのでした。

ライセンス

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Will

飛べない鳥が恋焦れた、空への詩。

閲覧数:93

投稿日:2009/03/05 02:48:16

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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