目の前に広がる
オレンジ色の世界

何気なく見たガラスには
自信なさげな私がいて
着飾る服もアクセサリーもないけれど
君はいつもと変わらない笑顔で言う
「さあ行こう」と
「少し怖い」「大丈夫さ」
君はオレンジ色のステージへ走る
聞いちゃいない　少し笑えた

キラキラなメイクもないし
自信よく跳び出せる靴もないけど
それが君だと　あなたが言ってくれたから
このステージで　ありのままの姿で
大声で歌ってみるよ
オレンジ色に染まって叫ぶ

固められたルールの中で
平然を装ってみても物足りない
「僕は僕で」「君は君で」
オレンジの空は　また今日を終える
陽は沈むが　顔を上げた

キラキラな明日はないし
何が待ち受けてるのか知らないけど
それがいいじゃんと　あなたが言ったから
今しかないステージでは　何も考えずに
思うように歌ってみるよ
オレンジ色に浸って叫ぶ

キラキラな言葉選びも
世界が震えるような歌声もないけど
それが君だと　あなたが背中押したから
このステージで　ありのままの姿で
大声で歌ってみるよ
オレンジ色に染まって笑う