朝靄と波の音
いつか来たかもしれないどこかの海
僕はどこに行くんだろう
僕はどこに行きたいんだろう
明けてしまった空を眺めながら
ぽつりとつぶやいた

「死にたいな」

嘘だ、嘘だよ、嘘なんだ
死にたいなんて嘘なんだ
本当は生きたいんだ
生きてみたいんだ
何もないなんて嘆く僕を
誰か救ってくれないか

月影と流れ星
いつも眺めていた大嫌いな月
手を伸ばして、手を伸ばして
ねぇ、いつかその月に届いたらって笑って見せて
月明かりの差し込む部屋で
ぽつりとつぶやいた。

「そんなの、夢物語だ」

嫌い、嫌いだよ、嫌いなんだ
あの月に手が届いたらなんて、そんな空想
本当は夢物語だって分かってた
生きていたって分からない
無駄な夢見る僕を
誰か救ってくれないか

いつか見た夢の続き
眞白の貴方と手を繋いで歩くそんな夢
叶う、叶わない、叶いはしない

「だって、全部、僕の空想だ」

嘘だ、嘘だよ、嘘なんだ。
嫌い、嫌いだ、嫌いなんだ
こんな孤独な自分が大嫌いなんだ
こんな愚かな自分が憎いんだ
何もない僕だったんだ
何もない僕なんだ
そんな僕を誰かが嘲笑った

「だから、言ったでしょう」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

眞白の空想

自分の好きな創作キャライメージで書きました。
歌詞っぽく書くのは初めてなので、読みづらかったらすみません。

閲覧数:53

投稿日:2020/11/12 23:21:52

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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