あたし、鏡音リン14歳。
フリルが好き、リボンが好き、ロリータ服が好き、甘いものが好き、そして何より可愛いもの=あたしが大好き!!
ナルシストかって?
いやいや、可愛いものを可愛いって言って何が悪いっての?
「リンちゃんおはよ~・・・」
眠たそうな目をこすりながらふらふらとこちらへ向かってくるのは、あたしの親友・初音ミク16歳。
ミクは素直で天然でおっちょこちょいで可愛い。
あたしには敵わないけどね!
「今日もすごいね・・・・」
「そう?」
ミクがあたしを見て、眩しそうに顔の前に手をかざす。
今日の服装はいつものトレードマークの頭につけたロリロリリボンと、あたしの細くて長い足がひときわ目立つ太もも丈のスカートっていう、いたって普通の服装なんだけどな。
「ミクは相変わらず地味ね~」
「そんなことないもん!リンちゃんが派手なだけでしょ!」
校則を一から十まで守ったような制服を身にまとってる奴を、地味って言う他なんて言えばいいの?
まぁ、最近ミクもイッチョ前に薄くメイクなんかして、オシャレはしてるけど。
あたしにとってそれはそれでイラッときたりするんだけどね。
いや、性格悪いとかじゃなくてさぁ~なんて言うの?私より可愛くない奴なんて黙ってればイイジャン?
いや、これは性格悪いって事じゃないでしょ~。
まぁ、早く言えば『あたし以外の人間は黙ってればいいのよ』ってことよ。
「可愛いあたしをちょとは見習いなさい!」
ミクに胸を張って見せつけた。
「リンちゃん・・・つるぺた・・・・・」
ミクが哀れんだような目であたしの胸を見つめた。
「うっさいわね!あんたもでしょ!」
ミクの胸をわしづかみ。
「に``ゃぁー!」
だみ声が響く。
「てかさー、リンも、自分のこと可愛いとか言うの恥ずかしくないの?」
クラスメイトがあたしに言う。
「ぜーんぜん!だって、あたしはホントに可愛いもん!!可愛くない人が可愛いって言ったら恥ずかしいけど、可愛いあたしが言ったら全然恥ずかしくないもーん!!」
あたしは迷わずこう言い放った。
クラスメイトは引き気味にあたしの前を通り過ぎる。
ちょっと、言い過ぎちゃったかな・・・・
「そうだよね!リンちゃんは、可愛いもん!可愛い人が可愛いって言ったら、全然恥ずかしくないもんね!!」
ミクが言う。
そうよ・・・・
「あたしは可愛いのよー!!!」
クラスに轟くあたしの可愛い声。
さすがあたし。
こんな大声出しても可愛いから、全然威圧感が出ない・・・・!!
キーンコーンカーンコーン
授業を知らせるチャイムが鳴った。
「あ、時間だ!じゃあねリンちゃん!」
「うん、バイバーイ」
ミクがあたしのクラスの教室から出ていった。
「相変わらずキモイな、お前は」



ライセンス

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ワガママ!ロリータ!スイートガール!!~こんなあたしを愛してよ~【1】

これは短く終わりそうな予感・・・
こんばんは、ふみゅれす(´▽`*)
これは私には珍しくなんだか短く終わりそうな気がする・・・・!!
この小説のリンちゃんの性格には、なんとモデルがいるんです!!
え、マジ!?こんな人ホントにいんの!?
いるんですねぇ・・・・これが。
いつも「この○○様(←自分の名前)に何を・・・・」
とか、リンちゃんとクラスメイトとの会話なんてノンフィクションですからね!ほんと!
ほんとにそのリンちゃんの性格のモデルの方は、いつも自信に満ち溢れていてとても素敵な方です。
モデルがいると書きやすいwびっくりwww
これからもよろしくお願いしますね(´▽`*)

閲覧数:344

投稿日:2010/02/15 19:01:27

文字数:1,144文字

カテゴリ:小説

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