A1(6.7.7.6.6.8)
下弦の月 背徳の蔓(つる)
麻痺する夜目(よめ)が 捉(とら)えたのは
愛の模造 安寧の日々を

A2(13.7.6.6.8)
扉を開けば 樟脳(セルロイド)
虚無に満ちゆく 胸を蓋(おお)う
茨の歌 永遠(とわ)に眠らせて


B1(10.7.10.7.15.6)
果てしなく降りしきる 断罪の雨 
孤高のアイデンティティ 薫る硝煙
歪に美しいこの世界で ただ生きてる


S1(9.9.10.11.11.11 7.7.13.13-3)
息が続く限り 私の名を呼んで
藍よりも何よりも 深く深く染めあげて
愛すると云うよりも きつくきつく締め付ける

終焉の鐘 響くときには
あなたへ捧げる 葬送曲(レクイエム)
弔いの接吻(キス)は贈らない ままに



A3(13.7.6.6.8)
破片が舞う 戦場の空
兇器(きょうき)と狂喜 合わせ鏡
始めようか 最終楽章


B2(10.7.10.8.15.6.6)
白百合の名の下(もと)に あなたは立って
黒薔薇の園に咲く わたしを見据えて
歪に美しいこの世界で ただ愛して さぁ殺(あや)めて


S2(9.9.10.11.11.11)
漆黒のドレスを 鎧に代え纏い
棘(とげ)の遺教(いきょう)に殉じ 強く強く気高くと
放たれる宿命の矢 裾を摘まみ迎え撃つ 


S3(9.9.10.11.11.11 7.7.13.13-3)
誰にも触れさせたことのないこの心(はこ)
あなただったら いいわ 奥の奥に刺し込んで
いつか錆びてゆく鍵は 何の意味を持つのでしょう

終末を告げる鐘の音(おと)が
二人を導く 葬送曲(レクイエム)
贖(あがな)いの日々に永訣(えいけつ)を告げよ



D1
(15.15.15.15)×2
薔薇の下(もと)で赦されない者は
互いに咲く花を握り潰す
“『愛してる』と決(け)して口にしない”
そっと密約の接吻(キス)を交わした

戦火の風は遂に吹き荒び
慟哭の骸(むくろ) 途(みち)を創った
報われない恋と分かっている
今、楔(くさび)を断ち 運命(さだめ)が狂う


(9.9.9.9/9.10.9.10)
「生まれ変わるときは」
「共に生きてゆこう」
「願いが叶ったら――」
「――ああ。約束しよう」

神よ私たちは
罪深き羊です
どうか私たちを
お赦し下さいませ


(8.8.8.12)
言葉にできない
想いを引き寄せ
真っ直ぐ射抜いて
この舞台の幕を引こう


S4(9.9.10.11.11.11)
貫く両の胸 今重なる身体
愛しても愛しても 交わらないこの血なら
愛に似たものでもいいわ 震える唇で ねぇ


S5(9.9.10.11.11.11 7.7.13.13-3)
息が続く限り 私の名を呼んで
藍よりも何よりも 深く深く染めあげて
最期にもう一度だけ きつくきつく抱きしめて

終焉の鐘 響く世界で
やがて途切れゆく 葬送曲(レクイエム)
弔いの接吻(キス)は贈らない ままに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

plangent requiem

※8/29
S3「酸化する」⇒「錆びてゆく」に変更
D 「射ぬいて」⇒「射抜いて」に変更

*****
「plangent requiem」=鳴り渡る葬送曲
(plangentには、物悲しい、哀調を帯びたという意味も含んでいる)


黒薔薇の園には、銃を胸にし硝煙をまとう歌姫。
白百合の紋章を掲げ、正義を全うする騎士。
戦場の中で終焉を迎えるときにはと誓う二人。

閲覧数:408

投稿日:2012/09/02 17:24:57

文字数:1,258文字

カテゴリ:歌詞

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    縹渺

    ご意見・ご感想

    いただきますた。GJ!

    2012/08/28 00:10:42

    • 唄界

      唄界

      今回もお世話になりました!
      曲も素晴らしくGJです!!

      2012/09/02 17:24:07

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