「いいなあ、未来は妹じゃなくてお兄ちゃんが居て」
「えっ」
突拍子も無く芽衣子が呟くと、未来は思わず間抜けな声を上げる。
今日の帰り道はいつもと少し違った。
いつもだったら未来と芽衣子が一緒に歩いていると、会話が絶えないはずなのに、今日は何故か芽衣子が落ち込んでいて、終始無言状態だった。
未来は芽衣子を下手に慰めるよりはそっとした方が良いと感じ取り、無心無言を貫いていたが、突然の芽衣子の呟きによってそれがかき消される。
「妹って……鈴ちゃんだよね、何かあったの?」
そんなことないよ、私のお兄ちゃんって、気持ち悪くて臭くて変態で……全然良くない。
いつもだったら未来はそう言うのだが、今それを言うのはKYだよね、と未来はその言葉を言わず、ついでに少しの好奇心も混じって芽衣子に質問をする。
芽衣子は足元の石を蹴りながら、
「昨日さ、鈴が『お姉ちゃんのお古はもう嫌だ、これじゃ恥ずかしくて見せられないよ……』って言ってきてさ、別にお古でも何も変わんないじゃん、て言ったら鈴が行き成り怒ってさ……私もキレちゃって喧嘩しちゃったの」
「ふーん……」
いつも明るくてハキハキと喋る芽衣子のしょぼくれた姿を見ていたせいなのか、自然と未来の気分も暗くなる。
「鈴ちゃん、中学生だよね」
未来は何となく、視線を芽衣子のダイナミックな特大おっぱいに向ける。
「うん、中二……難しいお年頃なのかしら」
芽衣子が頷くと、自然とそのおっぱいもばいんっと小さく揺れる。
未来は芽衣子の特大おっぱいから視線を動かし、自分の胸に視線を向ける。
「私、まな板を胴体にくっ付けて何してるのかしら」
思わず未来は呟く。
「え、何か言った?」
「ううん独り言、ところで芽衣子ちゃん、鈴ちゃんが怒った理ゆ……」
未来が言い終わる前に、
「アラ、ミクさん達じゃない」
後ろからほんの少しだけ訛りのある声が二人の名を呼ぶ。
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「二人共どうして暗い顔してるの?私で良ければ相談に乗ろうか?」
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芽衣子が作り笑いをしながらルカに言うと、未来は芽衣子に
「私は相談するほどの物だと思うな!きっとルカさんならその鍵を握ってる!」
「えっ……そうかな?」
「そうだよ!」
未来は芽衣子に圧力をかける。
「じゃあ、相談してみようかな、別に知られて困る事じゃないし」
「何だかよく分からないけど、ドーンッと来なサイ!」
ルカが胸を張ると、ルカのエクセレントな特大おっぱいがぽよんっと小さく揺れる。
「あのさ……」
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