これはナゾトキ(sm10005591)の勝手に解釈をした、小説です。
このようなものが嫌な方は、戻るを押して下さい。
あとコナンレベルの血があります。




今日は雨。
今夜、台風が来るらしくものすごい風と雨が来ている。
まだ夕方なのに、あたりは夜のように真っ暗だった。

「申し訳ないかぎりです。女性の方に荷物を持ってもらうなんて」

申し訳なさそうな声を出した少年は、少し小さめのスーツケースを持った少女の方に傘を寄らせた。

「いえ、だから良いですから。お気遣いなく……
 これではあなたが風邪を引いてしまいます」

頭のてっぺんに白いリボンをつけた少女は少年を突き飛ばした。
これで10回目位になる。
少年を突き飛ばすたび少女の歩幅は大きくなり、歩く速度がどんどん上がって行った。
そして、歩くたびに少女の綺麗な金色の髪と白い可愛らしいリボンは大きく揺れた。
細身で、色白な肌のせいかどこか不健康的な印象だった。
このような少女の事をよくアニメでは「教室の窓際の席の、いつも窓の外を見ている暗い美少女」と言うのだろう。
海のような綺麗な色をした瞳は、少年の方を見て、

「だから、これで良いのです。私は、ミク姉さまやルカ姉さまにこうする様に言われた来たのですから、黙ってて下さい」

少女のキツイ口調はまさにアニメで「教室の窓際の席の列の一番後ろに居るいつも空を見ている暗い美少女に話しかけると、冷たく言い放たれる」
である。

「けれど、女性の方に持たせるなんて恥ずかしい事出来ません!
 あなたは風邪を引かないように傘に入って下さいそして荷物位自分で持ちます!」

さっきから自分で荷物を持つと言っている少年は少し癖のある肩までの髪を頭の上に方に縛り、ポニーテールにしている。
少年の髪も少女と同じ色をしていたが、どちらかと言うと少年の髪の色はどこか濁った印象だった。
そして、少年には右腕がなかった。

「屋敷はもう近くです。風も予想以上に強いので急ぎましょう」

少女はついに少年の声を無視し始めた。

「お母様もお姉様、お兄様……お父様だって、あなたの事を心待ちにしています」

少女は屋敷の装飾された高級感のある戸をあけ、少年を中に招き入れた。

「いらっしゃい。よく来てくれたわね……あら
 ……やだ、雨に濡れているじゃない!そこのメイド!早く彼に着替えとタオルを!」

一番最初に声を出したのは茶色い髪をした女性だった。
年をとってるように見えるが、それを感じさせないほど健康的で美しい姿をしていた。
ナイスボディで、少しばかり露出の高い赤いドレスを着た姿は、女帝を連想させた。

「レントン教授、こちらへ……」

いつの間にか目の前にはメイド服を着た銀髪の女性が立っていた。

「え、あ、はい」

レントンはちらり、と後ろを見た。
先ほどの少女は女性と何か会話をしていた。
少女は髪も服もびしょ濡れで、手は重い荷物を持っていたせいで赤くなっていた。
後でお礼を言わなくては……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ナゾトキ 1

長くなりそうですw

閲覧数:1,525

投稿日:2010/03/31 12:32:09

文字数:1,253文字

カテゴリ:その他

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