週刊誌とバイトと端末 とりわけちっさい俗な視界で
全部を見渡したような気分だ
休肝日 世迷い言 唐突 眼前そこに差し迫った
親の背中 頼りなさ
その日
俺はきっとゾクッときたんだ
ヒットポイントを奪って生きたんだ
びくともしないと思っていたのに
なんだ なんなんだよ
連絡もなくパタッと逝きたいな
言うは易い 行うは難いな
声のボリューム抑えてほしいが
電話 かかってこいよ
孝行なんぞ出来やしない 高校出ても居場所はない
ここの家賃支払えない 繰り返しになるが居場所はない
側溝(即行)散った塵紙の顔色窺って
今こそ戻れ 俺の元へ
夢叶えた夢を見ては 現抜かせよ 抜かせば鬱になる
「このチャンスが最後だと思う……」
何故どこにも居なかった
もう一人の俺が泣いていた
あの日
誰かがきっと自分に誓った
一個もヒントを見落とさないんだ
幾度も信じ歩いて来たのに
無惨だ 散々だよ
折角の旅ももうおしまいに
したいな してしまいたいな
全部捨てる
この時
俺はきっとゾクッときたんだ
捨てると同時に捨てられるような
生まれた時に死んでいるような
妙な錯覚だ
踏み留まってピタッと時間が
止まったようだったんだ
もっと戦ってこいよ
かかってこいよ
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