ただ荒んでいくだけだった
やり場の無い気持ちを
君と投げ合ったりしていた
手を取り合った時のあの純粋な眼差しは
僕を突き刺すように温かかったことを
今でも覚えている
でもそれさえもこの目に
焼き付けることは
もうできないかもしれない
探していたはずの美しさを
見つけたとしてもたぶん
その輝きに怖気づいてしまうんだ
それを手放すことは
もうしたくないよ
毎晩襲い掛かる何かに
君のことを思い浮かべても良い?
あの日にはもう戻れないけど
あの時くれた仄明かりに
二人で揺られていたかった
でも君と居れただけで充分だから
ご意見・ご感想