「おい、AKAITO。」
俺はそう呼ばれた。声の主はもちろん
「帯人か。何のようだ。」
普段、帯人は他のVampaneseとは関わらないから、正直驚いた。
「大有りだ。」
自身満々に言った後、直ぐ真剣な顔つきになって
「夜の人間界に降りるそうだ。」
ハッとした。
「まさか、俺等も・・・か?」
確認のため、聞いた。決して動揺からではない。
「レン・ルカ・がくぽ・俺等・KAITOだけらしいぜ。」
はっきり。。
はっきり言いやがったよ、コイツ・・・・。
「じゃ、ハクとネルとリンとMEIKO嬢とかは留守番か。」
「嗚呼、ルカも休ませてやりゃぁいいのにな。
そして・・・決戦の日の夜。
KAITO率いる彼等は、人間界へ降りた。
MEIKOのがこのあと、自ら命を賭すことを知らぬまま。
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