今を生きている僕の大嫌いな君へ
僕がいなくなったそっちの世界はどうだい?
きっと君はそれなりに人生を謳歌して、馬鹿みたいに生きてるんだろう
いいご身分だね

どうせ君のことだから僕がいたことなんか忘れて、思い出話に花でも咲かせて笑ってるんだろう
僕は君のことを一日たりとも忘れたことはないのに

今日もまた会ったね
夢の中でだけど
他人(ひと)の夢にまで土足で踏み込むなんてホント君にそっくりだ
いつまで続くんだろう
この悪夢(ゆめ)はいつまで
僕が死ぬまでかな……?

傷口に塩を塗りつけられるような感覚
「痛くない」と嘘をついたあの日の感情
底知れない思いはやがて心臓に根を張り、芽を生やし、全てを、君を、呪うだろう

僕は悪い人間だから地獄に落ちるだろう
でもいいんだ、それでも別にいいんだ
だって地獄よりも君がいるどこかの方がずっと、僕にとっては苦痛だから

そう考えると、地獄も楽園だと思えるね
君のいない地獄は想像以上に素敵なんだろう
楽しみだなぁ
……楽しみだ

忘れたいけど忘れられない
赦したいけど赦せない
それくらい君のことを今も憎んでいるんだよ
君には分からないかな
君にはずっと分からないよな

ふとした瞬間にあの出来事をフラッシュバックして欲しい
僕と同じ痛みを感じて、僕と同じ赤い血を流してね
そしたら君の気色悪い笑顔も少しくらいは崩れるだろう
そして死ぬ時まで後悔して、僕の分までのうのうと生きて欲しい
僕との記憶が少しでも足枷になることを願ってる

こんなことを思っても意味なんかないのに
君が後悔なんてするわけがないのに
それなのに頭から離れてくれない

今を生きている僕の大嫌いな君へ
僕がいなくなったそっちの世界はどうだい?
きっと君はそれなりに人生を謳歌して、馬鹿みたいに生きてるんだろう

羨ましい、羨ましいよ
心の底から羨ましい
妬ましい、妬ましいよ
心の底から妬ましい
君の顔が、姿が、いつまで経っても消えてくれない
だからもう、終わりにしよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

楽園

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投稿日:2025/01/20 19:09:41

文字数:845文字

カテゴリ:歌詞

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