くゆらす煙に 透ける銀の月
奏でる音色と 誘う衣の艶[つや]
織り成す闇夜に 交わす 吐息を
抱く腕の中 閉じ込める

卑しい口付け
浅い掻き傷(もっと抉って)
引き返せない(深くで)

堪[たま]らない その 痛みは証

今宵 侍[はべ]らす褥[しとね]で
滑り込ませる 指先のように
絡めて捕らえる 最奥[さいおう]の花

押し隠す 乱れるこころの
綻ぶ傍[そば]で 寄り添いながら
眩[くら]む白さをただ 汚したい


流れる雲間に 揺らぐ金の月
連ねる睦言 濡れて撓[しな]る肌
迎える夜明けを 厭[いと]うその間際で
きつく腕の中 閉じ込めて


さまよう眼差し
褪[あ]せる焦燥 (もっと重ねて)
戻れないから (底まで)

うち捨てて さえ 求めた証

夜毎[よごと] 啜る密の味
探り這わせる 舌先のように
欺[あざむ]き転がす 最奥の華

組み伏せて 暴いたこころの
露わな芯に 囁きながら
滲む深紅にただ 染まりたい


狂い咲いて
手折る花が
奈落に沈む

縺[もつ]れ合う この 想いの証


今宵 溺れる褥で
滑り込ませる 指先のように
擽[くすぐ]り嘖[さいな]む 最奥の婀娜[あだ]

さらけ出す 哀れな劣情
溢れる愉悦 貪りながら
烟[けぶ]る紅蓮で嗚呼 飾りたい


**********


くゆらすけむりに すけるぎんのつき
かなでるねいろと いざなうきぬのつや

おりなすやみよに かわすといきを
いだくうでのなか とじこめる

いやしいくちづけ
あさいかききず (もっとえぐって)
ひきかえせない (ふかくで)

たまらない その いたみはあかし

こよい はべらすしとねで
すべりこませる ゆびさきのように
からめてとらえる さいおうのはな

おしかくす みだれるこころの
ほころぶそばで よりそいながら
くらむしろさをただ けがしたい


ながれるくもまに ゆらぐきんのつき
つらねるむつごと ぬれてしなるはだ

むかえるよあけを いとうそのまぎわで
きつくうでのなか とじこめて

さまようまなざし
あせるしょうそう (もっとかさねて)
もどれないから (そこまで)

うちすてて さえ もとめたあかし

よごと すするみつのあじ
さぐりはわせる したさきのように
あざむきころがす さいおうのはな

くみふせて あばいたこころの
あらわなしんに ささやきながら
にじむしんくにただ そまりたい


くるいざいて
たおるはなが
ならくにしずむ

もつれあう この おもいのあかし


こよい おぼれるしとねで
すべりこませる ゆびさきのように
くすぐりさいなむ さいおうのあだ

さらけだす あわれなれつじょう
あふれるゆえつ むさぼりながら
けぶるぐれんでああ かざりたい

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

最奥の花[さいおうのはな]

sacripantさん、Lushiaさんとの暴走コラボ曲第2弾!
まったく自重しないで書かせていただきましたが、
今回もめちゃめちゃカッコイイ曲にしていただけましたーーー!!!

しあわせすぎてこわいw(*´д`*)



追記*2/8
動画完成しました!(*´∀`)ノ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13539910

閲覧数:749

投稿日:2010/12/12 00:46:45

文字数:1,161文字

カテゴリ:歌詞

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