「ルカ、がくぽが死んだわ。」







-【ぽルカ小説】とあるクリスマスのこと。-







いきなり親友が
私の彼氏は死んだと言ってきた。

「…は?」

「何度も・・言わせないで。」

「嘘、だって昨日も一緒にいたし・・・」

「・・・。」


何言ってるの、メイコ。
がくぽが死ぬわけないわ。

昨日一緒にDVDを観たの。

それから散歩もしたわ。

つい昨日よ?
いきなり死ぬなんておかしいわ。


「車に・・ひかれて・・
 頭打ったみたいで・・打ちどころ・・
 悪かったみたい・・・・。」

メイコの隣にいつの間にかいた
カイトが言った。

2人して何言ってんだか。

「そんなわけない。
 だってがくぽは約束は守ってくれる人よ。
 今日は一緒にイルミネーションを見に行くって・・・」

「・・聞いてたわ。
 金欠でなんもできないから
 せめてアイツのワガママ聞いてやりたいって。」

「・・今日は、クリスマスなのよ・・・?」


ねぇ何故俯くの、メイコ。
何故そんなに辛そうなの、カイト。


ねぇねぇねぇ。


なんで私、泣いてるの?



「・・うぐっ、ひっ・・・」

がくぽ、早く会いに来て。
寒くて辛いわ。


がくぽ、実はアナタの為に
プレゼントを用意したの。
気に入ってくれるかしら?


がくぽ、今朝枕もとをみてみたけど
プレゼントは置いてなかったわ。

もしかしたらアナタが何か
置いておいてくれるんじゃないかと期待してたのよ?


だから少しくらい
私のワガママ叶えてよ。


「早く、今すぐ・・・
 会いに来て・・・っ!」



スッ「・・・だーれだ♪」

「・・・へ?」


は、いやいや。
そんな訳ない。

幻聴か、重症だな。


「ルーカー♪」

…そういうことか。
まぁ、予想はしてたよ。


「・・・はぁ。」

いや、別に引っかかってないからね。
ちょっとノってみただけ。


でも・・・


「よかったぁ・・・ッ」

「あれルカ、泣いてるの?」

「泣いてナイ!」

「あれ、意外!
 絶対『バカイトー!』って
 怒られると思ってたww」

「ルカ可愛いーっww」

「メイコぉーッ」

「アハハハハ・・・」




あのねがくぽ、こーゆーのは
エイプリルフールとかにやるのよ。

面白くもなんともないわ。


「あ、じゃあ私達はお先に失礼!」

「またねー、ルカーがくぽーっ」

「じゃーねーっ」



_


ボソッ「がくぽのバカ。」

「ごめんってww」

「来年は覚えておきなさいよお!」

「はいはいww」


「あ、そうだ!
 がくぽにプレゼントがあるの!」

「お、なになに?」

「はい!茄子のクッキーよ。
 最近野菜のお菓子が流行ってるっていうし^^*」

「ありがとー!
 んじゃ、俺からも・・・」

「え、なんかくれるの!?」

「へへへ^^ どーぞッ」

「・・・。」


渡されたのは封筒。

どっからどうみても封筒。


「中、みていい?」

「いいよ♪」


なんだー?
金かー?

にしてはデカイか。



・・・!

「…Will you marry me?
 (結婚してくれませんか?)」

「…英語下手…ww」

「うるせww」

「OK、いいわよ。」


はいっていたのは婚姻届。

この薄い紙っぺらが
こんなに嬉しいのは、
きっとあなただから。


「Merry X'mas,Ruka.」

「Merry X'mas,Gakupo.」


聖なる夜に誓う、
あなたへの永遠の愛。


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【ぽルカ小説】とあるクリスマスのこと。




gdgdさーせん。

クリスマスだなー
と思ってたら書いてしまいました。

ちなみに私は
クリスマス、ばいとです。

閲覧数:751

投稿日:2011/12/20 15:03:42

文字数:1,494文字

カテゴリ:小説

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