懐かしい記憶。
小さいころの、泣き虫だった私。
転んでびーびー泣いた。
それを見て駆けて来る私のおにいちゃん。
本当は赤の他人だけど、
「ミク大丈夫か!? ──あ、膝すりむけてるな。帰って手当てしようか。歩けるか?脚、痛くないか?」
「…いたい…」
「じゃあおんぶしてやるよ。ほら、兄ちゃんの背中乗んな」
「…んっ」
「「みぃぃぃくぅぅぅねぇぇぇえッ!!!!!」」
「どふゃあぁッ!!な、何!?」
「「『どふゃあぁッ!!』じゃないし!作戦考えるんでしょ!さ・く・せ・ん!!」」
いけね、忘れった。
「まぁまぁ。はい、特製野菜ジュースどーぞ!」
そう言って来たのは、さっき助けてくれた女の子。
黄緑色の、ものすごい外ハネヘアのその子は、めぐと名乗った。
「流石は八百屋さんだなぁw」
「わぁおいしいコレ!」
「で、今何してたの??」
「あ、実はね…かくかくしかじか…」
「あ!はいはい!なるほどですね!」
めぐドラマ見過ぎ。某児童相談所職員の影響だな。
手をポンっと打っためぐは、即座に立ち上がる。
「ちょっと待ってて!今いい物出すから!!」
言うなりめぐは押し入れに潜り込んで何やらごそごそと漁り始めた。
「あったあった!コレ見て!私の親友の──形見」
古ぼけたノート。
中には──
『軍用光線銃の仕組』
『閃光爆弾の仕組』
『軍用を凌ぐ武具を創るにあたり』
『自作武具の改良』
「うぁ…凄ぇ…」
この中で武器に一番強いレンがつぶやく。
「コレが作れればあいつらに勝てるかな、レン?」
「何言ってんだよリン、勝てるに決まってる──うぉっ!!」
「何!?何かあった!?」
「──コレだ、俺等にはコレが一番強い味方だ」
レンが指さした先にはこう書かれていた。
『音波式破壊光線銃』
「私の親友…って言うか幼馴染なんだけど、武器が大好きで。鍛冶屋の跡取り息子だったし。それで軍の開発部隊に選ばれて、──無理に頑張り過ぎて死んじゃったの」
訥々と語るめぐ。
彼女の手には、彼女ともう一人、紫色の超ロングヘアの優しくて強そうな男性が写った写真。
何としても。
彼と私達の大切な人の死は。
無駄にしない。
必ず、必ず、倒す────……。
コメント0
関連動画0
オススメ作品
な~んか、妙な気配を感じています
な~んか、何者かに覗き込まれているようだ!
「頭痛いの、最近。」
「エナドリ三杯解禁!」
「うん、生き辛くって意外に…。」
「お気持ちゲロって節操ないですね?(笑)」
その目を見開いて
“それ”はじっと見ている
こちらをじっと見ている 針を突き刺すように
じろ...ムーンアイズ・キャット/初音ミク
瀬名航
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
Hello everyone! I'm MOCHIMIGO.
Hi.
MOCHIMIGO
「今日もあれこれ頑張らなくちゃ
スパッと シュバッと ズバッと任せて」
何も知らぬ子ども ずっと遠い夢を見てた
「今日もあれこれ頑張らなくちゃ
スパッと シュバッと ズバッと任せて」
いつか知ったふりの人も 今日も行進中
小さな宝石箱覗くだけで 安心して
それでは大人には なれないらしい
「なれた」...送る星 歌詞
グリジエ
【イントロ】
分かってるんだよ
戻らないこと
分かってるんだよ
ありがとう
1番
【Aメロ】
あの時一緒に
聴いてくれたキミ
いつしか届かない...「わかってるんだよ」歌詞
パラレルヤマト
ゼロトーキング / はるまきごはんfeat.初音ミク
4/4 BPM133
もう、着いたのね
正面あたりで待ってるわ
ええ、楽しみよ
あなたの声が聞けるなんて
背、伸びてるね
知らないリングがお似合いね
ええ、感情論者の
言葉はすっかり意味ないもんね...ゼロトーキング(Lyrics)
はるまきごはん
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想