【第五話】







どうしよう、どうしようっ―――――――

さっきからどうしようとしか考えてない。
沈黙してから、もう5分は経過しているだろう。

俯いてる私に刺さる蓮の視線が痛い....。
こんなことになるなら来るんじゃなかったよ。

――――その時。

「もういいよ、凛。」

と、蓮がぽんっと頭に手を置いた。

何でっ。と言いたくて顔を上げたが、
言わずに、飲み込んだ。

だって、蓮がとっても複雑な顔をしてたから。

ずるい。何も言えなくなっちゃうじゃん。
そんな顔されたら。

「此処で話すのもなんだし、
 散歩でもする?」

と、蓮が街の方を指さすけど、

「いや、いいよ。ただ、会いたくなっただけだし」

私は笑いながら言った。
この時、この時空の『凛』が
何処にいるかは知ってるけど、念のため。

「やっぱり、なんで?」

蓮が私の目を見て言った。
どういうこと―――――?

私が驚いた目で蓮を見返すと

「凛は、何処から僕に会いに来たの?」

蓮がまた複雑な顔で私を見る。
ちょっと待って、さっき私なんて言った?
『ただ、会いたくなっただけだし』
ば、馬鹿っ、やっぱり私馬鹿だぁ....
何墓穴掘ってるのよ...!

あぁ、泣きそうだ。
私なんのために来たのよ..

あ、そうだ。
私、蓮の消えた真相を確かめるために来たんだ。

私は、ばっ、と顔を上げて
蓮の両肩を掴んで言ってやった。










「私は、ここにいる『凛』を
 悲しませないために未来から来た!」












――――――言っちゃった....

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

TimeSlip.

なんかね、満足できないのよ(。・ω・。)泣

まあ、こんなぐっだぐだ小説ですが
これからも見てくれると嬉しいです( ´艸`)嬉

閲覧数:112

投稿日:2012/08/03 15:44:59

文字数:681文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    「凛は、何処から僕に会いに来たの?」


    レンは、すでにこれで気づいていないか?www
    鋭すぎる~ 見た目は子供、頭脳は大人の名探偵のようだww


    私も書いている時は、満足出来てませんよww
    完結したあとに、成功だったか、失敗だったかがわかるのでww

    2012/09/18 17:39:35

    • つかさ君

      つかさ君

      おおお!メッセ有難うございますキリッ
      全てありがたぁく、読ませていただきました!
      代表して此処に…

      蓮は、あれですw
      ちょっと天然な感じで書きたかったんですが、
      上手く行きませんでした(泣

      もういっかーって開き直ってます(

      これからもこんな駄作をよろしくお願いします★、

      2012/09/18 18:58:43

  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    「は…?何いってんの、凛。頭大丈夫か?」
    とか言われそうだ。
    このレンにはwww

    2012/08/04 18:32:23

    • つかさ君

      つかさ君

      ですよねww

      こんなレンが書きたかったわけじゃないんだぁぁ(泣

      2012/08/04 21:16:08

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