〔1A〕
最後の標に選ばれるため
対するフィグラを手に掛けた
空は晴れていた 雪と光と
羽が降る庭のアパラトゥス

〔1B〕
僕たちはまだ 一組でいて
春を拒んだ玉座へ共についた

〔1S〕
過ちの在り処を問えば 黎明と答えよう
抱く君の熱は溶け
彷徨う瞳に震える 瞼に口づけて
凍る糸をたぐり 織り上げて行くジェネシス


〔2A〕
再生に疲れ 眠りへ堕ちた
脆い雛鳥は無に還せ
君とここにいる 遠い落日
音もなく積もるエピグラフ

〔2B〕
守られるべき 聖杯の嘘
微笑みながら手放し地に砕いた

〔2S〕
流れる奇跡の名前は 毒の色と等しく
果てた生命に添うもの
止まない冬の情動に 冷えた頬を重ね
白く淡い双つ星を探したリグレア

〔3S〕
過ちの在り処を問えば 黎明が叫ぶだろう
終の君を抱き締めた
彷徨う過日の愛しさ 痛みに口づけて
暴く指の尽きた季節が赦すジェネシス



──〔想定ひらがな表記〕──
〔1A〕
さいごのしるべに えらばれるため
たいするふぃぐらお てにかけた
そらわはれていた ゆきとひかりと
はねがふるにわの あぱらとぅす
〔1B〕
ぼくたちわ まだ ひとくみでいて
はるおこばんだ ぎょくざえ ともについた
〔1S〕
あやまちのありかおとえば れいめいとこたえよう
いだくきみのねつわとけ
さまようひとみにふるえる まぶたにくちずけて
こおるいとお たぐり おりあげてゆく じぇねしす

【以下、仮想構成です】
〔2A〕
さいせいにつかれ ねむりえおちた
もろいひなどりわ むにかえせ
きみとここにいる とおいらくじつ
おともなくつもる えぴぐらふ
〔2B〕
まもられるべき せいはいのうそ
ほほえみながら てばなし ちにくだいた
〔2S〕
ながれるきせきのなまえわ どくのいろとひとしく
はてたいのちにそうもの
やまないふゆのじょうどうに ひえたほほおかさね
しろくあわい ふたつぼしおさがした りぐれあ
〔3S〕
あやまちのありかおとえば れいめいがさけぶだろう
ついのきみおだきしめた
さまようかじつのいとしさ いたみにくちずけて
あばくゆびの つきたきせつがゆるす じぇねしす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

(募)白は芽吹かない半身の戴冠

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投稿日:2023/01/07 15:36:24

文字数:911文字

カテゴリ:歌詞

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