嗚呼、何故でしょう
自分が崩れて行くのが分かります
瞬間の出来事が
長い時間になっております
指先までも
風が伝わっております
自分が落ちて行くのが分かります
何故、こんな事が考えられるのでしょう
上に貴方の顔が
お見えになっております
ただ
風を受け止めているのでしょう
私が落ちていった時の
海風を
もうすぐ、この命は終わるでしょう
ですが貴方にはご拝見されたくはないんです
だから、ワタクシ
目を閉じますわ
だって、目を開けたまま
命を落としたくはありませんの
それに
貴方の狂喜の表情なんか
ご覧したくないですから
それでは。
…嗚呼、仕方がありませんね?
ワタクシはもう笑うしかありませんわ
海に浮かぶ
私をどうするおつもりでしょうか
笑ってしまうわ
見えます?
ワタクシの笑い顔
貴方の無残な姿を見て
大笑いですわ
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