虚ろの風が吹きすさぶ空の大地
涙はきっと無意味だろう
憎悪の砂漠はどんな水も枯らしてゆくから

鉄の鎖がこの足を離さない
憎しみの赤は解け合わず
空虚の荒野はいたみの風で乾いているから

この微睡みの場所に種を蒔くのは誰?
知っているでしょうに
この地はどんな生命も嫌っていると

風に揺れるは朱の花
棘で躯を飾る鮮やかな朱よ
私の穢れで深紅に染まる
現の徴(しるし)はこの花だけ


夢と現にその種を蒔いたのは貴殿?
知らないのかしら
この地は全ての生命を捕らえて離さないというのに

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覇王樹

覇王樹とはサボテンのことです。
枯れきった砂漠をイメージした詩でした。
イメージはしたけど、どうなんでしょう‥‥。

閲覧数:69

投稿日:2008/04/23 21:10:11

文字数:242文字

カテゴリ:歌詞

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