追い縋る手は何も掴まず
笑い声は''真朱''に響きわたる
”中紅''に遠く浮かび上がる
瞼閉じてあなた消えゆく

巻き戻る記憶に涙は落ちない
月明かりだけが“香色''に落つ

桜舞う夜に踊りましょ
歌声は何処からか
"薄紅"の風纏いながら
いつか遠い月に帰りたい

"朱殷"に染まるその時を
一人待つ心に"鴇の羽"を
束の間の満月想ふのは
雁字搦めの桜ノ国


"聴色"に染まりゆく空
想い色褪せず"薄桜"
遥か彼方掴めないままに
瞼開けてあなた現る

桜ノ国の明けないいろは唄
足掻く人の声は既に

"紅"を纏う国は遠に去り
今は桜だけが根をはって
瞼の裏へも風よ吹け
思い出したい"浅葱色"

散りゆく夜に歌いましょ
踊り子は何処からか
雲の上月の下
私もひとひら桜雫

一人"退紅"を想いましょ
心をそっと散らして
醒めない夢は最早
"淡紅色"に褪せてゆく

桜舞う夜に踊りましょ
歌声は何処からか
"薄紅"の風纏いながら
いつかあなたのもとに帰りたい
"空紅"に消えて行け

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

櫻ノ國

赤をいっぱい使ってみました。
“”は全て色の名前になります。
空紅 からくれないは造語です。

閲覧数:283

投稿日:2018/10/09 22:16:14

文字数:440文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

  • 関連動画0

  • 平田義久

    平田義久

    ご意見・ご感想

    このたびはご協力ありがとうございます。
    コラボ内ではフレーズやセンテンス、ワードごとというもっと細かな単位で作業をしています。
    よろしければご参加ください。

    こちらの作品をコラボでも使用させていただいてもよろしいでしょうか?

    2016/08/22 15:38:50

オススメ作品

クリップボードにコピーしました