【淡色の青写真】

君と出会った頃のお話
楽しい日々だったのに
君がひとつ描いた嘘月
いつから偽物だったの？

このまま永遠だとか
おとぎ話の世界じゃあるまいし
それでもどこかで、未来を願ってたんだよ

淡い空に溶けたよ
偽りのなかったはずの言葉が
青い空に溶けたの
君の淡い嘘のせいさ
淡い青写真みたいだ

終電間際ホームにふたり
言わずにいた言葉は
まるで欺かれた道化師
愚かな僕を笑ってよ

答えあわせはいつの日にか
いっそ傷つけて終えば良かったな
それでもどこかで、未だに期待してんだよ

淡い空に溶けたよ
僕の淡い想いが瞳の奥
青い空に光ったの
君の幸せそうな笑顔が
僕だけを残していくよ

淡い青写真の中
笑い合った僕らを写している
青いこんな未来は
早く消して「さようなら」しよう

淡い空に溶けたよ
だからもう元には戻れないんだよ
青い空に溶けるよ
だからもう「さようなら」だ
淡い僕と君の話